「おにーちゃんっ」
「わっ!桜!?なんでここに…」
「お母さんからおつかい頼まれたんだー、お兄ちゃんは?」
「…どうせ、母さんから聞いたんだろ」
そう言い前髪を乱暴にかきあげた
照れてる時によくお兄ちゃんがする癖だ。
「せーかいっ」
「あぁー、あれだ、その。悪かったな、ノックしなくて。後、太ったとか言った事も…だから!好きなの選べ!」
「うん!私もごめんね、あんな事で怒って。だから、私も何か買ってあげる!」
自分の財布をみせながらそう言うと「ありがとな」と頭を撫でてくれる。
お兄ちゃんの事嫌いとか言ったけど、本当は大好きって事は言わない。
お兄ちゃんはストロベリーアイス、私はプリンを選んだ。
もちろん、お母さんからのおつかいも忘れてはいない。
ちょっと忘れかけてたけど…
「ありがと、お兄ちゃん」
「桜もありがとな。1口食うか?」
「うん!じゃあ私のもあげるね」
来た道を、2人で仲良く歩いて帰る。
少しお兄ちゃんが歩くスピードを緩め、手を伸ばしてきた。

