「だからー!」
蛍手が私の方に伸びてきて
「えっ」
私の手を掴み、蛍の腰に手を回された。
「危ないからもっとけって!」
「わっ、わかった!」
右手を蛍の腰に手を回し、左手はカッターシャツの裾を掴んだ。
蛍って、素でそうゆう事しちゃうとこ、お兄さんにそっくりかも……
☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆*:..
「ありがとう。送ってくれて」
「全然!後桜重くないからな?」
「蛍が体力あるだけだよ」
「素直に受け止めろ」
頭の上にポンと手を置かれ、「じゃあな」と言って帰っていった。
「じゃあな…か……」
手を置かれた場所な触れながらそう呟いた
「おかえり、桜」
「おっ、お母さん!?」
突然上から声がし上を向くと、お母さんが洗濯物を取り込んでいた。

