彼は私のただの助手!



2人で図書室を出て、静かな廊下に、2人の足音が響く。

不揃いな音が時々重なり、またバラバラになる。



「…放課後も図書室?」


「うん。下校時間までね」


「じゃあ俺教室迎えに行くわ。って言っても隣なんだけど」


「じゃあ昨日みたいに待ってるね」


「あぁ」


話していると廊下にも人が増え、2人の教室に着いた。


「んじゃまたな」


「うん、またね」

ひらひらと手を振りお互い自分の教室に入った。

授業まで後10分。持ってきている本でも読もうと鞄からブックカバーが付いたものを出し、栞が挟まっているところを開く。

目で文字を追い読み進めていくと、本に影がかかった。

顔を上げるとそこには髪を巻いている女の人が腕を組んで立っていた


「えっと…なんですか…?」


「あなたは泉さんとどうゆう関係ですか?」


「え?」


どうゆう関係ですか?……どうゆう関係なんでしょうか…?私の助手って言っても私が作家って事知らないからわかんないだろうし…