彼は私のただの助手!



「んー、お互いがその前までの関係によるだろな。
幼馴染みとか仲のいい男友達とかだと、最初は今までと変わらないけど、徐々に彼氏彼女みたいになってくし、あんまり接点のない2人だったとしたらソワソワしたり、口数が前より少なくなったり…色々あるんじゃないかな。……ってごめん!なんか偉そうに言って!」


一生懸命考えて、それでいて楽しそうに話すもんだから、つい聞いていて口が緩んでしまった。


「ハハッ、全然良いよ、ありがとう。参考になりました。……もしかして蛍って、恋愛ものとか好きだったりする?」


「えっ…」


あ、当たったかな?

後ろ髪を手で触りながら、少し下向きになりながら答えてくれた。


「……なんつーの、その、探偵ものの中にも恋愛が交じるのってあるだろ?そんな感じのが好きなんだよ、俺。そんで最近読んだのが結構恋愛が強くてさ、読んでて楽しかったんだ……引くだろ?」


最後にチラッと目を合わせながら言った。

でも、私には理解ができなかった。