昨日は結局2時過ぎまで起きていて、朝は遅刻ギリギリ。午前の授業を睡魔と戦いながら受け、今は昼休み。

お弁当と原稿セットが入った鞄を手に引っさげ、図書室に向かった。

廊下に出ると、お弁当を持った人達が楽しそうに話しをしそれが入り混じり雑音に変わる。

それも図書室に近づくにつれ、人も少なくなり、それのせいでか暑さも少しましになった気がした。

図書室につき、鞄から鍵を出しガチャッと鍵が開く音が静かな廊下に響く。

少し重い扉をあけ電気をつける。

1番奥の窓際の席に座りお弁当を広げ


「いただきます」


両手をあわせそう呟く。


1人きりの図書室は静か過ぎて耳が痛くなりそうだ。


1人でいつもどうりお弁当を食べていると、廊下の方から足音が近づき、止まったと同時にガラッと前の扉が開いた。