「じゃあ蛍君、桜頼むわね。桜冷えピタすると痒くなっちゃうからタオルで冷やしてあげてね?後お腹すいたら冷蔵庫のものも勝手に食べてもいいから、それから…」


「お母さんそれ電話でも聞きましたよ?何かあったら電話しますって」


「そうだったかしら…。じゃあ桜を頼むわね」


「はい」



桜のお母さん、心配症だなぁ。


そりゃそうか。娘を彼氏に任せるんだからな



玄関で靴を脱ぎ、桜の部屋へと向かう



コンコン



扉の向こうからは返事がない。

寝てるのかもしれない。



「入るぞ」



扉を開けると、ベットにはしんどそうに寝ている桜の姿があった。


まぁ予想はしてたけど、今度からは徹夜禁止にさせねーとな