「んじゃ“慧冴君”とかでいいんじゃない?私より年下なんだし」
凛さんが間から顔を出してくる
だから凛さんはなぜいるの…
「じゃあ慧冴君って呼ばしてもらいます」
「はーい」
「何で慧冴君は凛さんとお兄ちゃんを呼んだんですか?」
愛達がいるから色々な事を話す必要があるだろう。
まだ後ろの2人はなんの事やらとさっきよりはてなマークが増えている
「んー…いつも咲人に振り回されてるから、次は凛さんに咲人を振り回してもらおうかなって思ったからかな」
…ダメだ、言い返せない。
慧冴君がお兄ちゃんに振り回されてるのは事実だ。
「慧冴君、凛さん。お兄ちゃんで思う存分遊んで下さい。」
「「あたりまえ」」
「桜、お前って奴は…いつから俺を嫌いになったんだ……」
嫌いになったんじゃない、お兄ちゃんが悪いんだよ。
まぁそんな兄はほっておいて、後ろの2人と慧冴君に説明をしないと。

