駅前は人で溢れかえっていた
「さすが夏休み、人が多いなぁ」
「ですねー」
家族連れ、高校生、カップルなど、色々な人で賑わう駅前。
私達はすぐ近くの服屋、この前愛と浴衣を買った見せに入る。
すると浴衣の隣に水着があり、そこは女の子達でいっぱいだ。
「うわぁ…ビキニばっかり…」
並べてあるのはほとんどがビキニばっかり。
ビキニは少しセクシー過ぎな気がするな…
などと思っていると凛さんの手には白のビキニ
「私ビキニ嫌です…」
「えーなんで?桜ちゃん肌綺麗なのに、若いうちに出しとかないと」
「嫌ですよ!まず私肌綺麗でもないですし!」
美容液とかは全くつけていなく、夏は日焼け止めを塗るだけだ。
だから肌には自信が無い。
「後桜ちゃん、胸おっきいし」
「ちょっと凛さん声おっきい!」
「あはは、ごめんごめん」
胸が大きいのは嬉しくない。
原稿を書いてる時は肩こるし、走る時は痛いし、ブラもすぐ小さくなる。
いい事は1つもない。
「あ、んじゃこんなのは?」

