「これ、桜ちゃんと蛍に。」


「いいんですか?ありがとうございます!」


「いえいえ全然!2人が付き合ったお祝いに。後で感想聞かせてねー」


んじゃ、と言い扉の向こうに行ってしまった


「すごいねお兄さん!器用だね!すっごく可愛い」


「確かに器用だな、兄ちゃんは。…食うか?」


中に入っていたフォークを渡される


「うん!食べる!」


フォークを貰い、てっぺんの苺を突き刺して口に運ぶ


「んーっ!おいひぃ(訳.美味しい)」


この時期の苺なのに甘い!上に砂糖がかかってあるからかな?けどおいしい!


「確かにうまいな、兄ちゃんの作るものは。尊敬するよあんな兄でも」


「あんなって、けどわかるな。私のお兄ちゃんもノックはしないししつこいしバカだけど、私の事を結構考えてくれてるいいお兄ちゃんかな。後あぁ見えて一途だし」


会うたびに「お兄ちゃんは桜の事愛してるぞ!」とか言ってくるけど、まぁけっこううざいけど、しんどい時とか疲れた時は優しくしてくれる。いいお兄ちゃんを持ったと思っている。