彼は私のただの助手!




「…いいとこだったのに」


「いいとこじゃねーだろ。ガキが」


「うっせ。んで、なんなんだよいきなり来て。」


がっ、ガキ…


「今日は桜ちゃんに用があんの」


「桜は俺とデートしてんだけど」


「付き合って1回目のデートがお家デートか」


「んだよ、悪いか」


「別に、でも俺ならもっと桜ちゃんの事考えてやるけどなぁ」


「ちょっ、まっ、ストップです!」


なんで急に喧嘩はじめんの!


「えっとですね…2人とも座りませんか?」


蛍まで立って言い合いになってなにしてんのよ


「悪い」


「ごめんな桜ちゃん。つい」


私の頭に手をポンと置いて向かいの席に座った


兄弟揃って癖がおんなじなんだ