彼は私のただの助手!




ノックしてって何回言ったか!


「てか!桜がそんな事してるのも悪いぞ!」


「は!?なんで…」


そうだよ、私が悪い……


「違う。違う違う違う!私の部屋で何しようが私の勝手でしょ!?もう!お兄ちゃんした下りて!」


「わっ、わぁーったよ!下りるよ!」


忙しなく階段を下りるお兄ちゃん


なんで静かに下りれないのよ!


真っ赤な顔を落ち着かせて、扉から前に顔を戻す


「っ!」


そこは顔の整った私の好きな人がいる



「蛍!」


「はっ、はい!」


ベッドから手を離し自分の膝に手を置いた


「あっ、あのね!なんでいつもそう言う事言うの!こっちの気持ちも考えて!もう心臓止まりそうなの!百歩譲って家に私と蛍だけの時ならいいかもだけど今日は家族みんながいるの!あっ、後!その…きっ、キス…とかは、特別な日じゃないとダメなの!」