「手貸して」
「いっ、良いよ、自分で…」
「片手でどうやってやるんだよ。ほら」
「あっ…」
擦りむいている指に水をかけられた
「いっ…」
傷に水がしみてズキズキと痛みむ
「ちょっと我慢してろ。すぐだから」
優しく声をかけられた
萩野って、こんな優しい奴だったっけ…
ティッシュで水を軽く拭き、消毒液をかけ絆創膏を貼ってくれた
「ありがと…ごめんね」
「気にすんな」
大きな手でクシャっと頭をなでられる
こんなことされたら、ますます好きになっちゃうじゃん…
「んじゃ他行くかー。まだ4時だし」
萩野に釣られて後ろの時計を見るとちょうど4時だった
「萩野はいいの?」
「あ?もういいよ、いい運動にもなったし。じゃあ出るか」
「うん」

