だけど全く当たらない
萩野はあんな簡単に打てたのに!
「まぁ最初から出来る奴いねーって」
私の後ろに立ち一緒にバットを握る
「ちょっ!萩野!?」
「こらよそ見しない。来るぞー……ほら!」
カキーン
萩野の時と同じ、気持ちの良い音がした
「今の感じでやってみ」
にっと歯を見せて言われる
萩野のばか!
いくら私が打てないからってくっつく?
やってみって言われても、心臓バクバクなってるし、顔も赤くなってるし、集中できないっつーの!
「萩野のばかー!」
カキーン!
あっ、当たった!
「萩野!当たった!」
「美作すげーじゃん!けど俺傷ついたぞ?」
「あっ、ごめんつい」
「つい……まぁいいや。俺も隣でするから何かあったら声かけろよ」
隣に立ってバットを持ち、私よりすごく速い球を次々と打つ

