彼は私のただの助手!




ホームベースに立ちバットをかまえる。


向こうには誰かはわからないが、ユニフォーム姿の選手が映っている


その選手がボールを投げ


萩野がバットを振るとカキーンっと気持ちの良い音が響いた


「わっ…」


打ったボールはホームランになり、嬉しそうに私の方に振り向く


「美作!1発目からホームラン!やったー!」


ネットから出てきてハイタッチをされる


「すっ、すごいじゃん!ホームラン!」


「まだ球残ってるから美作やってみ。速さ遅くするから」


ん、とヘルメットを頭に被らされバットを貰う

ホームベースに立ちバットを構える


「っ!」


ガシャーンっと後ろにボールが当たる


速っ……。

萩野に一番遅いのにしてもらったのに、ここに立つとすごい速く感じる


「ホームベースに立ってる以上球は美作にあたんねーから。後取り敢えず振ってみ」


後ろのネットに手をかけ、萩野が言ってくれた


そだね、取り敢えず振ってみよ