彼は私のただの助手!



汗を流す為にお風呂に入る

シャワーを出し頭を洗っていると


「似合ってるぞー」「女1人はまずいだろ」


アイツの言葉がリピートする


「だぁぁぁぁー!」


女1人は危ないとか、似合ってるとかは、桜に向けて言う言葉でしょ…


「姉ちゃんうるさい。なに妄想してんの」


扉の前に影を作りながら言う声は、愛一だ。


「べっ、別に妄想とかしてないし!てか早く寝なさい!」


「はいはい。母さん疲れてるんだから静かにしなよ」


……正論言われたら反撃出来ない…


だぁー、なんで桜の事好きな萩野を好きになるかなぁ

萩野って結構一途なんだよな、あぁ見えて。
泣かれたらこっちまで泣きそうになるっつーの。


「はぁー」


勝手に溜息が出ていた。


だってこれからプールや海に行くでしょ?その時の気まずさって、嫌でも想像が付くよ