「……俺らもなんかするか」
「そっ、そうだね…」
この沈黙に耐えられなかったのか、蛍から口を開いた。
蛍が残ったレジャーシートを畳み、袋に直す
お互い何も言わずに人混みの中に入り、並んで歩く。
「……なんで」
「え?」
「……なんで、あいつの事、……隼って呼んでんの」
さっきの愛と同じ事を聞かれた
だからそのまま愛に話した事を蛍にも話す
「隼が呼んでほしいって言うから…だよ?」
「……なんかさ、仲、良くなってるよな。アイツと」
蛍が私と隼を最後に見たのは終業式以来だ。
あれから比べたらすごく仲良くなっていると思う。
「LIMEでよく話してたから。そんなチャラくないってわかったし。あっ、恋愛は真剣なんだって、意外だよねー」
「……意外だな」
「「…………。」」
会話終了。
だぁー!なんでそこで終わらせちゃうのよ!
何でだろうね、話題って考えれば考えるほど出てこないんだよ

