彼は私のただの助手!



渋々納得したような返事をする2人。

それから適当なものを買い、人気の少ない広いとこに出る


「どこ座る?」


「あ、俺レジャーシート持ってきたんだ、春達浴衣だって聞いたから」


バサッと広げてポンポンと隣を勧めてくれる


「さすが隼!ありがと!」


「だって春絶対疲れんの速そうだしさ。後今日花火上がるし、その時も使えるだろ?」


「萩野、今日は妙に気が利くねー。なにどしたの」


愛、今日はってのが失礼だよ?

確に珍しいけど…


隼の隣に座り、愛と一緒に焼きそばをつつく


「桜、あんた今日どうしたの」


コソッと私にしか聞こえない声の大きさで言われた


「どうしたって、何が?」


「何がじゃないでしょ。何で泉ともっと話さないのよ!最初も萩野に抱きつくし、さっきも萩野と分けようとしてたし。しかも“隼”って何?何で下の名前で呼んでんのよ、何でこんなに仲良くなってんのよ、今日までの間何があったのよ」


「ちょっ、まっ、愛ストップ…」