「あ、明日のお祭り来るよね?」


「来て欲しい?」


「当たり前じゃん!皆で行ったほうが楽しいよっ」


2人で行くより3人、3人で行くより4人だよ!


「ハハッ、そっかそっか。」


「時間とかは愛から聞いてほしいかな。私まだ知らないから」


門限にもよるし、それ報告してから愛に決めてもらう事になっている


「…それ浴衣?」


隣にある袋を見て言ってきた。

少し隙間から見えたみたい


「そう!今日ね愛と見に行ってきたんだぁ……これ!朝顔柄なんだよ!綺麗でしょ?」


袋から出し、まだビニールで包まれている浴衣を渡す


「何か春っぽいな。派手じゃない感じが春に合ってる気がする」


「ほんと?よかった!まぁ、まだ着てみないとわかんないけどね」


浴衣を袋に直し、靴のベルトを締める


「ありがとっ。そろそろ帰るね、遅くなっちゃったし。」


「じゃあ、俺も帰ろかな。明日、楽しみにしてるな!」


「うん!私も!また明日ね!」