ニコッ

「海君、久しぶり〜!」

「風の巫女殿、お久しぶりです」

「おや、風の巫女で来ましたか…」

「あの人が敵??」

「そうです。」

「じゃあ、美歌っちの為に頑張るよ〜」

「キラ〜!」

『かしこまりました。』

「風の巫女として誓う 風の精霊よ
我の元に集まれ」

フヮ

「水の神主として誓う 水の精霊よ
我の元に集まれ」

フヮ

「「精霊よ 水と風の力を合わせよ!」」

ゴォ…

「「行け!」」

「無駄ですよ!」

やつの、右腕の紋章が…
浮かび上がった?!

「水の精霊よ 打ち返せ」

ブォ…

「っ…」

「風の巫女殿!大丈夫ですか?!」

「大丈夫だよー」

「さぁ、次で最後にしましょうか?」

ガサッ

「兄さん… リリー達が探しているよ」

「柊(シュウ)、わかったよ」

「待て! 何で、柊も夜牙族に?!」

ピタッ

「あぁ、久しぶりだね海…」

「何でって、決まってるじゃん。
兄さんが夜牙族にいるからだよ…」

「俺達は、【双子】なんだから
当たり前ですよ?(ニヤ)」

「あと夜牙族にいるのは誰なの??」

「美歌!」

風の巫女から元に戻ったら、
柊も夜牙族の1人だったし…

「そうですね…
夜牙族のことをお詫びとして
少し教えましょう」