〜次の日〜

「美歌、おはよ!」

「おはよう、ねぇ…海」

海の顔が変わった

「美歌も気付いてたか?」

「うん、帰り道で」

「俺もだ… まさか、
アイツらが居たなんてな…」

「本当… 気を付けてよ海。」

「美歌もな」

私達が言ってる、アイツらは
昔各巫女の力を無理やり奪い
心を闇に支配された人達…
名前は、【夜牙族】(ヤガゾク)。
5人居るうちの2人が今だにわからず、
そのうちの1人が夜牙族のボス。

その、夜牙族の気配に昨日気付いたわけ
また、暴れられたら困る…



『美歌様? 海様?
どうしました?』

「いいえ… 何にも無いわキラ」

『二人共怖い顔をしていたよ?』

「ん? あぁ、大丈夫だ レイ」

『二人共、無理はしないでね?』

「キラ、レイ大丈夫だよ。」

「お前ら心配するなよ?
俺ら、無理はしないからさ!」

とはいえ… いつ、夜牙族が来るかは
わからないわ…

帰ったら、私も修行しなくては…

私達の近くに、夜牙族のボスが居る
と知るのはまだ先だった。