「では、水の巫女殿。 よろしくお願いします…」

やっぱ、緊張するな…

「佐野君、よろしくね」

「最初に、簡単な技を見せてもらおうかな? 」

「キラちゃんー!」

『了解しました。』

「水の巫女として誓う 水の精霊よ
我の元に集まれ」

フヮ

「佐野君、水の精霊を呼び出してみて」

「はっ、はい」

とにかく、やらないと…!

「レイ!」

『はい、海様』

「水の神主として誓う 水の精霊よ
我の元に集まれ」

フヮ

よしっ!

「呼び出すことは、大丈夫ね(ニコ)」

「水の精霊よ 雨雲を作りたまえ」

ザァ… ザァ…

「ほら、佐野君も!」

「水の精霊よ 雨雲を作りたまえ」

ザァ…

失敗か…?

「ちょっと、力が弱いかな?」

「ほら、もっと集中して!」

「はっ、はい!」

頑張らねぇと! 美歌に負けたくねぇ…