♫
火曜日から金曜日まで、朝は自宅から外部商談や店回りに直行し、夜に会社に戻る生活。
三神くんとは顔を合わせなくてすんだ。
金曜日夜、問題の同期飲み会がやってきた。
女子にくっつくしかない。
三神くんはこれまで、女子の輪の中に入ってきたことはない。
座敷の長テーブルに約20人。
男女ほぼ半々。
私は女子グループで久々のガールズトーク。
三神くんは長テーブルの端で男子飲まない組でまったりしている。
よしよし、これで乗りきれる。
と思ったのが甘かった。
トイレから戻ると、席がない!
空いているのは、三神くんの隣って。
三神くんは私に気づき、手招きしているではないか。
「あ、ごめーん、綾乃、席とっちゃったー。三神っちの隣空いてるって!」
百合がご丁寧に私が飲んでいたグラスと取り皿、お箸を回している。
あんた……覚えてなさいよ。
私は、ロボットのごとくギクシャクと、三神くんの隣へ向かい、腰をおろした。
火曜日から金曜日まで、朝は自宅から外部商談や店回りに直行し、夜に会社に戻る生活。
三神くんとは顔を合わせなくてすんだ。
金曜日夜、問題の同期飲み会がやってきた。
女子にくっつくしかない。
三神くんはこれまで、女子の輪の中に入ってきたことはない。
座敷の長テーブルに約20人。
男女ほぼ半々。
私は女子グループで久々のガールズトーク。
三神くんは長テーブルの端で男子飲まない組でまったりしている。
よしよし、これで乗りきれる。
と思ったのが甘かった。
トイレから戻ると、席がない!
空いているのは、三神くんの隣って。
三神くんは私に気づき、手招きしているではないか。
「あ、ごめーん、綾乃、席とっちゃったー。三神っちの隣空いてるって!」
百合がご丁寧に私が飲んでいたグラスと取り皿、お箸を回している。
あんた……覚えてなさいよ。
私は、ロボットのごとくギクシャクと、三神くんの隣へ向かい、腰をおろした。
