「それでは、誓いのキスを。」


「えっ?ちょっと、ノアどういうこと?
それに、神父様の格好なんかして。」


「俺の実家、教会なんだ。」


「いや、そういうことじゃなくて、」


「楽長さんのご好意だよ。
ルーカスが、そのまま結婚式までしたいってお願いしてたんだ。みんなに見て欲しいらしいよ。」


「ルーカス、貴方って人は。」


「紗良、笑って。」


「…はい。」