ー純怜sideー



「ふぁ〜〜。

あれぇ〜、ここどこ〜。」


白い天井、白い床、そして薄いピンクのカーテン。清潔な病院って感じだ。


「純怜、大丈夫⁇」


心配そうに覗いてくる華菜。


「華菜、ここどこ?病院?」


「何言ってんのよ、保健室よ。」


へぇ、保健室ってこんなにきれいだったんだ。
今まで来たことなかったんだよな。


「純怜、倒れたのよ。それで、神峰君が遥々音楽棟から運んできてくれたの。」


ふぅーん、あいつが。


「お礼くらいしときなさいよ。」


「はーい。」


「じゃあ、私は教室へ戻るわね。
純怜も、起きたら授業を受けていいって言ってたわよ、野坂先生。」


「分かった〜‼︎もう少ししてからいくね〜‼︎」


それにしても、なんで倒れたんだっけ。
あいつと話してて、ピアニストの話になって…あれ?なんていうピアニストだったっけ。


そういえば、そのときから凄く頭痛がしてきて、それからの記憶があまりないな〜。


気づいたらここだったし、考えても無駄かな〜。


てことで、もう少し寝よっかな。
やっぱり、ベッドは大好きだ〜‼︎