鈍感ちゃんと意地悪くんの短編集

そうだ、あのイケメンはモテる。
あいつ目当ての常連客がわんさかいるし、時々連絡先聞かれたり遊びに誘われたりしてるっけ。
彼女一筋な瀬田は、全てやんわり断ってるけど。
可愛い彼女がいるくせにモテまくりやがって、本当に羨ましい奴!

どっちも勘弁だ……。
店長は頭をかいて、面倒くさそうにホール内をぐるりと見渡した。

「よし、俺が行ってくる。
クレームだったら結局俺が出ることになるんだしな。
で、どの席のお客様だ」

俺は店長に席と女性の特徴を伝えて、仕事に戻ることにした。