鈍感ちゃんと意地悪くんの短編集

お祭り好きっていうか、何て言うか。
高橋君はすぐになんでもノリノリになる、やっぱりクラス1のお調子ものだ。

「……。お前、イケメンキャラじゃないだろ?
なにを張り切って手を挙げてるんだ」

委員長の鋭いツッコミに、クラス中が笑いに包まれる。
確かに、高橋君は愛嬌のある顔をしているけれど、普通だ。
ドレスコードでコンテストに出るようなタイプではない、かな?
って思ったら失礼なのかな?
でも、手をあげてわたしと一緒に出たいって言ってくれたのは、嬉しかったかも。

「じゃあ……、そうだな、長岡は?」

「は? 俺?」

瀬田君の言葉に驚いた長岡君が、ガタリと椅子から落ちそうになった。