沙「二人目、始末完了!」

と、私が言うと、

龍「うるさい」

って、龍に頭を小突いてきた。

沙「いてっ、何よー。叩かなくてもいいじゃない!!」
昌「そーだそーだ!!か弱い女の子をいじめて!!」
優「人を殺すようなやつがか弱い女の子なのか?」
龍「沙羅は狂暴な女の子、だろ?」
沙「龍?あなたは死にたいのかしら?」
龍「ほら、こういうとこだよ。」
沙「あーもう!腹立つなぁ!!だいたい、何で私が黒滝組の組長と、スマイルキラーと裏生徒会をしてるか、あんたはわかってんの!?組長はあんたがやらないから!!スマイルキラーはあんたと組を守るため!!裏生徒会はあんたが作ろって言ったのに、俺は会長やんないからって言って私がやってんのよ!!」

なーんて、言ったら怒られるけどね。

龍「沙羅、お前いい度胸してんじゃん。あ?」
沙「は?いきなり何?」
優「全部口に出てたぞ。」
沙「うそ!?」
昌「ほーんと!!口調も変わってたしね」
龍「さーらー?」

龍が指ポキをしながら近づいてくる。
ヤバイっと思った私は、とっさに手を刀にやった。

龍「っ…。」
沙「ふっ」

勝った!と思った瞬間、龍が私に手を伸ばした。

沙「!?」

殴られると思って目を瞑った。
けど、痛みがやってこないので目を開けると、龍が微笑みながらデコピンしてきた。

沙「っ~!」
龍「はっ、俺に勝とうなんて100年はえーよ!!」
昌「でも、沙羅が本気出したら学校が墓場になっちゃうよ?」
沙「どーせ、もうすぐ墓場になるわ」

いてて、あいつ本気でやりやがった。

沙「はぁ、あと三人かぁ。一気に殺ろうかな?」
優「戦争か?」
沙「戦争なのかな?まぁ、校内戦争的な?」
昌「じゃ、果たし状的なやつ書かなきゃ。」
沙「龍。頼んだ」

そう言ってポンっと龍の肩を叩いて逃げた。

龍「は!?おい沙羅!!」
沙「用事があるから先帰るねーー!!」