ふぅ、疲れたぁー。
今は、生徒会のお仕事で生徒会長と一緒にいる。
副会長の私は、パソコンで生徒会新聞を作っている。
それも疲れたんだけど、生徒会長が私にいようにビビってるっていうのに気を使うのにも疲れる。

沙「会長。そんなにビビらなくても、あなたは何もしていないのだから何もしないわよ?」
会「そ、それはそうだけど。」
沙「はぁ、会長がそんなのでいいのかしら?もっとどっしりしてなさいよ」
会「う、うん」

はぁ、まったく。

ーガチャ

昌「失礼しまーす。会長にお話があります。」

生徒会室のドアが開き、昌人が入ってきた。

沙「あら?昌人、何のようかしら?」
昌「会長に用があるんだよ。会長…」
会「えーっと、それはちょっと…」

会長は、昌人の話を聞いて私の方をチラッと見た。
何の話か知らないけど、生徒会じゃ対処出来ないみたいね。

沙「昌人、裏生徒会ではダメなの?」
昌「はぁ、一応話だけはしておくよ。」





昌「ってわけ。」
沙「あぁ、それなら問題ないわ。もうその情報はこちらに入ってるもの。明日校内処刑するつもりなのだけれど」
昌「んー。沙羅、お前の命令だろ?スパイになれっての。」
沙「そうね、じゃあ、今回は退学にする?」

それはそれでしゃくにさわるけど。
あ、そうだ。裏切るのを早めようかしら。

昌「まだ早いだろ」
沙「あら?声に出してたかしら?」
昌「顔に出てたよ」
沙「あらそう。そうねぇ、会長。仕事はもう終わったから、帰ってもいいわよね?」
会「うん。」

よし。じゃあ、裏生徒会室に行くわよ。
そう目で昌人に合図をした。