そして、翌日。


私達、正義部は、体育館に向かった。
体育館の扉を開くと、全校生徒が二階で見ており、中央には磨奈。いや、スマイルキラーがこちらに背を向けて立っていた。

磨「スマイルキラー。来たけど。」
沙「ほう、恐れず来たことは褒めてやろう。」
隼「てゆーか、何で一人なの?他の連中は?」
沙「上で見ておるよ。お前らの相手は我だけで十分じゃ。」

スマイルキラーは、振り返って仮面を外し、笑った。

磨「っ…さ、ら」
陽「なんで、そんな目してるの?」
沙「我は、スマイルキラー。心もなく、笑う殺し屋。」
隼「目に、光がない…」

スマイルキラーは、一歩ずつ、私達に近づいて来た。

沙「ふふっ、まずは…。佐方隼輝。」
隼「っ…!!」

まずい…!

磨「隼輝!!逃げて!!」

私が叫ぶと同時に隼輝は走り出した。

沙「かはははは!!!」
磨「くっ」

私は、隼輝が逃げる時間を作るため、スマイルキラーとかした沙羅をおさえた。

沙「邪魔だ!!離せ!!」
磨「陽!!あんたも逃げて!!」
隼「磨奈!!待ってろ、すぐ行くから!」

と言って、隼輝が走って戻ってきた。

磨「来ちゃダメ!!」
沙「くははは!!バカな男だ、自ら死にくるとはな!!」

そして、沙羅は私を突き飛ばし、隼輝の方へ走った。

陽「隼輝!」

とっさに、陽が隼輝をかばうため隼輝の前に出た。

隼「陽!どけ!お前まで巻き添えに…」
沙「さぁ、どうやって殺してほしい?首斬りか?腹を斬られるか?あぁ、そうだ、真っ二つにしてやろう。」

そう走りながらいい、笑ってジャンプした。そして、刀を振り上げ…

沙「さようなら、佐方隼輝君、可西陽くん。地獄で会いましょう。」
磨「陽ぅううう!!隼輝ぃいい!!」


ーグシャアッ!!


陽「あ、う」
隼「ま、な…」
磨「い、いやぁあああ!!!!」

二人を真っ二つに切り裂いた。
二人の周りは血の海となり、沙羅には返り血がかかり顔が赤くなった。

沙「あははは!!さぁ、次は…磨奈、お前だよ」
磨「よくも、よくも皆をぉおお!!沙羅ぁあああ!!」

私は、我を忘れ沙羅に向かって走った。
刀を持って。

沙「ふふ、今だけは黒滝沙羅になってあげる。磨奈だから特別に、私が殺してあげる!!」

私と沙羅は中央に向かって走った。

ーキィンッ

沙「磨奈、あなたは私を裏切ったのよ。私から離れて、あんな奴等と正義部なんか作って、私にたてついたのよ!」
磨「沙羅、あんたは何にもわかってない!人を殺すなんて最低だよ!!」
沙「もう、話しても無駄だわ。さよなら、磨奈」
そう言って、沙羅は私から離れてジャンプした。

磨「っ…!?」
沙「さよなら、百井沙羅。地獄で会いましょう。」
磨「やめてぇええ!!沙羅ぁあああ!!」


ーズシャア!!!

あ…。私は、沙羅に斬られたんだ。
死ぬんだ…。


一『磨奈』
磨『一弥?と、皆?ここはどこなの?』
櫂『地獄だよ。皆、死んだんだよ』
磨『そう。ごめんね、敵、とれなかった』
陽『もう、いいよ。行こう、磨奈』
磨『うん!』