恋より先に愛を知る




―なんでそんな事になってるん??―



―なんでだろうね、ほんとに。
 私が弱かったんだ。ごめんね、そんなのに振り回して―



そんな私の言葉に、彼の返信は意外すぎた。






―今日さ、来てくれてさ、すげえ嬉しかったよ―




やめて・・・。


そんなこと言わないで・・・。


忘れられなくなっちゃうじゃない・・・っ。




―最後、凄く嫌われたから迷惑かと思った―



―そん時はそうかもしれんけど、来てくれて変わったよ?―




変わった?



私は今日、ここに来てよかったの?



あなたの中で、何が変わったの?





―早く治して来いよ―




私は震える手を動かして、返事を打ち続けた。



―今日で終わりにしようと思ったの。
 今日で最後のつもりで来た。だからほんとのほんとに、
 最後にするね―



―そっかあ―



―だからね、最後に言いたいことあったけど、
 しょうがないからいいや!―



―LINEでいいなら欲しいな―




―10か月もいたならわかってよ!
 大事なことは、いつも自分で言いたい人だよ―





私がそう返すと、彼は悪かったってそう謝った。



その文字が愛おしくて。




ああ、私は今、
この人と普通の会話が出来てるって感じた。



気まずくならずに、
普通に会話してるんだって、嬉しかった。



そんな彼の返信が、私の決心をひどく鈍らせた。