Distiny~運命~

陸side




トイレに行ってでるとそこには愛川 美月がいた





『愛川さん、どうしたの?』





「水沢 陸、なにたくらんでんの?」





あれ、もしかしてもうバレてんの?
この子恐いなー





『なんもたくらんでないけど?
なんでそんなこときくの?』




「あんたが星歌のことじっとみて、笑ってたからよ。気づいてないの?」




あー、見られてたんだ




俺が“綺羅”を見て笑ってたのを
 


 
「どうせ、星歌のことも知ってるんでしょ?その様子じゃ」




『よくわかったね
あの“星歌”は“綺羅”だよね?』




「そうよ、綺羅が本名。本当の姿は今」





『なんで学園では男の姿してるんだ?』





「男避け」



 

『なんでここでは偽名なんだ?』




「もし同じ学園の人が来てもバレにくくするため。如月 綺羅だとたとえ女の姿でもバレるかもしれないから」




ふーん、なるほど。なっとく。
たしかにあんなに美人じゃ高校の男の餌食だな