「で、ほだされちゃったんだ。……再会したら、また、流される?」
なっちゃんは俺の顔をうかがうように見た。
「章(あきら)さんまでそんな風に言う?……私って、そんなに、ふらふらしてる?誰にでも、ついていきそう?……怖いって言ったのは、これ以上傷つけたくない……ってことよ。」
傷ついた顔をしたなっちゃん……でも、誰にでもではないかもしれないけど……流されて結婚して、流されて高校生と付き合っちゃったんだろ?
情が深いのかもしれない。
やさしすぎるのかもしれない。
でも、結局のところ……淋しかったんだよな。
……俺のせいだ。
「ごめん。たぶん、全部、俺が悪い。せめて俺がなっちゃんをキープしてたら、逃げていくことも、他の男に流されることもなかったんだろ。」
「キープって!なに!それ!」
なっちゃんは変なところでムキになって不機嫌になった。
「じゃ、今も、キープなんですか!」
……なんでそうなるんだ……。
「昔の話だろ。てか、キープすらせず突き放したから、やけくそで結婚したんだろ?」
なっちゃんは、しゅんとして、小さくうなずいた。
「で、京都に逃げたのは、俺の真澄さんへの未練のせいだろ?」
首をかしげてしばし考えてから、なっちゃんはちょっと笑ってうなずいた。
「ほんとだ。全部、章さんのせい?」
「そうだよ!そういうこと!でもこれからは、なっちゃんから目も手も離さないから。だから、誰が来ても見るな!気づくな!なっちゃんは、俺だけ見てろ!」
やけくそのように俺はそう言った。
なっちゃんは、ぽぽぽっと頬を赤らめた。
「あ、でも例外は許す。赤ちゃんが生まれたら、その子のことは見てような。一緒に。」
そう言って、なっちゃんの肩に手を回して、そっと引き寄せた。
「……はい。」
なっちゃんはそう返事して、俺の肩に頭を乗せた。
竹原オヤジに切った啖呵は、口から出まかせじゃないつもりだ。
よりが戻ってからは、本気で、なっちゃんの出産を待って結婚する気ではいた。
でも、さっさと結婚してしまったほうが、マジでいい気がしてきた。
なっちゃんだけじゃない、子供も、俺の実子として籍を入れてしまうんだ。
ほんとの父親が来ても、絶対渡さない。
なっちゃんも、子供も、俺のもんだ!
「行こうか。」
「そうですね。そろそろ帰らないと、お母様に叱られますね。」
とろんとした目で、なっちゃんが頭を起こして、シートベルトをかけた。
「あ、そうだ。……ちょっとだけ遠回りしてもらっていいですか?」
「うん。……昔の家?見たいの?」
たぶんそのつもりでココに来たんだろう。
なっちゃんは俺の顔をうかがうように見た。
「章(あきら)さんまでそんな風に言う?……私って、そんなに、ふらふらしてる?誰にでも、ついていきそう?……怖いって言ったのは、これ以上傷つけたくない……ってことよ。」
傷ついた顔をしたなっちゃん……でも、誰にでもではないかもしれないけど……流されて結婚して、流されて高校生と付き合っちゃったんだろ?
情が深いのかもしれない。
やさしすぎるのかもしれない。
でも、結局のところ……淋しかったんだよな。
……俺のせいだ。
「ごめん。たぶん、全部、俺が悪い。せめて俺がなっちゃんをキープしてたら、逃げていくことも、他の男に流されることもなかったんだろ。」
「キープって!なに!それ!」
なっちゃんは変なところでムキになって不機嫌になった。
「じゃ、今も、キープなんですか!」
……なんでそうなるんだ……。
「昔の話だろ。てか、キープすらせず突き放したから、やけくそで結婚したんだろ?」
なっちゃんは、しゅんとして、小さくうなずいた。
「で、京都に逃げたのは、俺の真澄さんへの未練のせいだろ?」
首をかしげてしばし考えてから、なっちゃんはちょっと笑ってうなずいた。
「ほんとだ。全部、章さんのせい?」
「そうだよ!そういうこと!でもこれからは、なっちゃんから目も手も離さないから。だから、誰が来ても見るな!気づくな!なっちゃんは、俺だけ見てろ!」
やけくそのように俺はそう言った。
なっちゃんは、ぽぽぽっと頬を赤らめた。
「あ、でも例外は許す。赤ちゃんが生まれたら、その子のことは見てような。一緒に。」
そう言って、なっちゃんの肩に手を回して、そっと引き寄せた。
「……はい。」
なっちゃんはそう返事して、俺の肩に頭を乗せた。
竹原オヤジに切った啖呵は、口から出まかせじゃないつもりだ。
よりが戻ってからは、本気で、なっちゃんの出産を待って結婚する気ではいた。
でも、さっさと結婚してしまったほうが、マジでいい気がしてきた。
なっちゃんだけじゃない、子供も、俺の実子として籍を入れてしまうんだ。
ほんとの父親が来ても、絶対渡さない。
なっちゃんも、子供も、俺のもんだ!
「行こうか。」
「そうですね。そろそろ帰らないと、お母様に叱られますね。」
とろんとした目で、なっちゃんが頭を起こして、シートベルトをかけた。
「あ、そうだ。……ちょっとだけ遠回りしてもらっていいですか?」
「うん。……昔の家?見たいの?」
たぶんそのつもりでココに来たんだろう。



