学校の入り口には桜が咲いていた。

「侑哉、何組?」

「5組。お前は?」

「私も5組。」

「またお前と一緒かよー」

「私と一緒がそんなに不満ですかー」

「不満ですー」

「なんだとー⁉︎」

そんなことを言いながら教室に向かう。