親友くらい恋人





俺は守ってやれたと思った。



あの、父親に似た男から


でもきっと


りなの奥底に眠る、

自分を殺そうとした父親が


男に



自分の代わりに刺されて死んだ母親が


俺に




重なって見えたのだろう