「恵ちゃーん、ポテトサラダと唐揚げ1つずつ追加ねー」

「はーい、かしこまりました。」

「めぐちゃーん、美人ひとつ!」

「却下でーす!」

今日も忙しくて私は店内を走り回っていた

といっても、お客さんは常連さんばかりでたまに冗談を言い合うくらいには長い付き合いである。

「はぁ、やっと終わったー!!」

閉店は夜の11時だからそれまではぶっ通しで働く……
お父さん、休憩ください。

後片付けをすませ、部屋に戻ろうと階段を上がったとき、いきなり空間が歪み私の意識はそこで途切れた

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