「寧々ちゃんは、彼氏とかいるの?」
「ん?いないよー」
中盤戦になってきて、唐突に広野君が聞いてきた。
そっか、とだけ言って、広野君はさっさとボールを持って走っていく。
彼氏かぁ。
松田さんは今日も仕事かな。
ストライクを出して、広野君は満足そうに戻ってきた。
そんな広野君にリーブが、
「悲報があるわけですよ」
柄にもなく深刻な顔をしている。
私達は、どうやらふざけすぎたらしかった。
今は負け組グループ。
3チームのどんぐりの背くらべで、最下位を争っていた。
一位にあげるお菓子代は5000円。
最下位が払う負担も5000円。
「やば。本気だそ。」
ジョンが今日、初めてまともに喋った。
