「ねぇねぇ今日放課後カラオケ行かね?」
「ヤバッ宿題終わって無かった〜!!!」

ざわつく朝の教室。扉を開けるのが億劫で仕方がない。

ガラッ

水を打ったように静まり返る教室。
向かった机に書かれている大量の悪口と、またゴミ箱に投げ捨てられている教科書が、今日も私を見つめている。