そろそろお姉ちゃんの出産が近づいてきた。

もうすぐお母さんたちも帰国するし、結婚の報告ができて 結婚もできる。

楽しみにしていた日がだんだんと近づいてきた。

「燕……すっごく お腹痛い……。」

頭も痛いし、なんとなくダルい。

「あと、最近 アレもきてないから……もしかしたら……」

「アレ……って、月1でくるやつのこと⁇」

私は頷いた。

「妊娠、ってことか⁇
とりあえず、検査薬 買ってくるから 待ってろ。」

「学校は⁇」

燕は、少し悩んでから

「遅れていく、って連絡しておく。

あぁ……、今 薬局とか空いてる時間じゃねーよな……病院、行くか。

服 着替えれて、着替えたいんなら着替えといて。
鳥羽中央病院なら、産婦人科 あるよな……あと……保険証も……。」

燕がテキパキと用意してくれている中、私は なんとなく着替えだけしておいた。

「車まで、歩ける⁇
抱っこか、おんぶしようか⁇」

恥ずかしい……。

「行けると思う。」

最近、買ったばかりの車。
役に立って、良かった……。