「……美嘉さんが言ってた。
未来は優しい子なんだ、って。
だから、すぐに傷ついちゃうんだって。
だからこそ、俺は怖い。
俺がその未来の優しさを壊してしまいそうで。」
「だとしても……。」
燕は立ち上がって、
「とりあえず、この話はもう止めだ。
今日は、16:00から 学校に行かないといけないんだ。
担任の引き継ぎ作業とか、そういうのしないといけないらしいから。
……ご飯食べに行く⁇」
「何で、別れよう って言ってくるのに優しいこというの⁇
辛くなるじゃん。」
「……ごめん、なら どうしたらいい⁇」
「別れなければいいよ。」
駄々こねてる子供みたいだけど、それでも燕と一緒に居たいもん。
「それは……まー……、言って分かんないなら 経験して分かってもらうしかないのかな⁇」
どういうこと⁇
燕は椅子に座っていた私を無理やり床の上に倒して、その上に乗った。
ドンー
頭が床に当たって、大きな音がした。
「……俺が 我慢してなかったら いつでもこういう風になるから。
覚えとけよ。」
「別にいい。それでもいいよ。」
「分かんねーの⁇
未来が嫌がっても、俺は止まらなくなる。
そうなったら、どうなるのか……考えた方がいいと思う。」
それだけ言うと、燕は 外に出て行った。



