俺が転校してから、2年と少ししかたっていないのに 希美はすでに大人っぽくなっていた。
3年生の時とは違って、更に希美のことが好きになった。
俺は 希美に告白した。
そうしたら、オッケーをもらえて……嬉しかった。
けど、小学生だから何処かにデートに行ったりとかする訳でもなく お互いに好き同士なだけだった。
小学校卒業まで その学校にいることはなく、また転校。
ボロ泣きする希美を俺は慰めた。
自然消滅みたいな形で 希美とは別れた。
その後、希美と同じ学校になったことはあっても 小学生の頃の思い出がお互いに恥ずかしくて 話なんてしなかった。
高校は違ったから、その後も 希美とまた恋をしたりすることはなかった。
けど、高校になって初めてできた友達……翔平がある日 彼女の写真を見せてくれた。
当時、もうすでに有名になっていた翔平に彼女がいるとなれば 雑誌やテレビで騒がれるから 俺にだけは内緒……ってことで見せてくれた。
見た瞬間、希美だってことがわかった。
けど、他人のふりをしていた。
……他人だと思っていた希美に対して、胸が痛む自分がいることに気づいた。



