その後はほとんど会話ばなく、無事 燕の家に到着。

2人で荷物を全部上まで運んだから、出してきた時よりも時間がかかった。

まだ少し 荷物も残ってるし、玄関入ってすぐの廊下に荷物を置いた。

元私の家に戻って、最後の荷物……ダンボール3箱を車に乗せて、燕の家へ。

今回は4人とも乗って、燕の家に向かった。

元私の家に戻った時、お姉ちゃんと燕が ものすごい話してたからびっくりした。

燕、学校の先生だから 人と話したりするの得意だけど あそこまで喋りこんでるとは思わなかった。

今も 2人で喋ってるし……そんなに合う話あったの⁇

透哉さんは、もう道 覚えちゃったみたいで 何も聞かずに目的地まで運転してくれた。

「美嘉以外、全員が箱 持ったら 一気に運べるよね。」

ということで、4人とも燕の家の中に入ることになった。

「うわー、家 大っきい。」

お姉ちゃんがそう言う。

確かに今みで私が住んでいた家よりも大きいけど、そこまでかな⁇

「見栄だけで買った家なんで……独り暮らしにしては、大きいと思う。」

「へぇー、そうなんだー。」

お姉ちゃんも燕もタメで話してる……そこまで仲良くなったの⁇

透哉さんとかにお茶出したりしたいけど 全部 10ヶ月前からあるものなんだよね……。
いい加減、腐ってるよね。

とりあえず、前 掃除した時には手をつけなかったから。

……だって、カビだらけとかなってたら、怖いじゃん⁇

一生のトラウマになりそうだし。

「私、コンビニで何か 買ってくるね‼︎」

リビングで話してる(私よりも)大人たちを見て、私が何かを買ってきた方がいいな……と思ってそう言う。

「俺の財布、持って行きなよ。」

そう言って、燕が私に財布を出してきた。

「ありがと‼︎
じゃあ、行ってくるね。」

私は近所のコンビニに買い出し⁇に行った。