3〜4回、往復しただけで中の荷物 大体を運び出しちゃった。

「とりあえず、1回 運ぼうか。
美嘉と未来ちゃんの彼氏さんは、ここで待機してもらっていい⁇」

「私はいいよ‼︎」

「未来のこと頼みます。」

そう言うことで、私は透哉さんと2人で燕の家に。

隣で道案内しながら、少しだけお話しした。

「彼氏さんとはいつから付き合ってるの⁇」

「4年くらい前から付き合って、1年くらい前に1回別れて 半年くらい前にもう1回付き合い始めました。」

透哉さんも怒らせると怖いから……。

私の周りの男の人、怒ると怖い人ばっかりだ。

「へぇ……、俺よりも年上だよね⁇
多分、高校 同じだったと思うんだけど……」

マジかよ。

「なら、傷のこととか 知ってるんですか……って聞いたらダメなことですよね……ごめんなさい。」

「気にしなくていいよ、あれやったの 俺がいた族の先輩だと思うよ。

俺たちの1つ前の代、結構 可笑しい人の集まりみたいになってたから。」

へぇ……代ごとに 雰囲気が変わったりするんだ。

「っていうか、何で彼……坊主なの⁇」

「なんか、リハビリに専念する……とかって言って 坊主にしてもらってました。」

やっぱり、気になるよね。

「ふーん、そうなんだ。」

「あっ、次の信号 左折です。」

「了解。」