俺は、その日ムシャクシャしていた。
親、兄弟、彼女、皆、死ねばいいと思っていた。
そんな、ある日、夜街を歩いていると…若い金髪の男が絡んできた。
「おい、兄ちゃん金持ってない?」
俺は、気にせず、兄「おい!」すぐ近くのコンビニに入って行った。正直、怖かった。俺は絡まれるのが怖かった。今の十代の若者は何をするか分からない…。
若い男は、俺を見ながらコンビニの外で笑いながら友達に電話している。
多分、俺を狙っている…。俺は怖かった…本当に怖かった…外にでたらボッコボコにされ、金を取られるだろう…。
俺は、なぜか、コンビニで売っていたカッターナイフをジュース・弁当と一緒にレジに持って行った。
携帯が鳴る…彼女からだ。俺は出れなかった。
「953円ですね。」とコンビニのバイトの人が笑顔で言ってくれる。
お金を渡し、外に出ようと出口を見た瞬間、笑いながら、さっき、絡んで来た金髪の男が、手を振り笑顔で友達と待っていた。
ウィーン[自動ドアの音]
「兄ちゃんよぉ…。」と言いながら、金髪の男と、その友達は俺の前後に挟むように来た。