お腹をぎゅうぎゅう締め付けられながらあの人のことを考える。 愛しいあの人。 今頃何をしているのかしら? きっとこのパーティーにくるための準備をしているんでしょうね。 今夜は私の誕生日ということで、大きなパーティーがひらかれる。 私はあの人と二人で過ごしたいというのに。 けれど、そんなこと身分重視のこの世界では許されない。 彼と一緒に居られないのなら、こんな身分なんていらないのに。