「まず、ブルブルって唇を震わすことはできる?」
...ぶるぶるぶる。
「OK上出来。じゃあ、このマウスピースを口に当てた状態でそのブルブルをやってみてよ」
...ぶー。
音が鳴った。みやびは自分が舞い上がってしまっていたことに気づいた。2年生になって、上級生になって、後輩が現れて、気持ちだけが高まっていた。先輩って、難しい。
「すごい…舞子さんありがとうございます。」
「みやび、あんた意気込むのはいいけど、もっと落ち着かなきゃ。1年前、私がみやびに教えたこと思い出してさ。」
「わかりました。舞子さん、頑張ります!」
舞子は軽く微笑んで音楽室を出て行った。
1年前、初心者で吹奏楽のこと、音楽のことも、何も知らずに入部したみやびだったが、舞子たちからたくさんのことを得て、晴れて先輩になったのだった。
「さっきはごめん、私も初心者だったから気持ちはわかるの。落ち着いて、もう一回やろっか。」
新入生もほっとして笑顔を見せた。
...ぶるぶるぶる。
「OK上出来。じゃあ、このマウスピースを口に当てた状態でそのブルブルをやってみてよ」
...ぶー。
音が鳴った。みやびは自分が舞い上がってしまっていたことに気づいた。2年生になって、上級生になって、後輩が現れて、気持ちだけが高まっていた。先輩って、難しい。
「すごい…舞子さんありがとうございます。」
「みやび、あんた意気込むのはいいけど、もっと落ち着かなきゃ。1年前、私がみやびに教えたこと思い出してさ。」
「わかりました。舞子さん、頑張ります!」
舞子は軽く微笑んで音楽室を出て行った。
1年前、初心者で吹奏楽のこと、音楽のことも、何も知らずに入部したみやびだったが、舞子たちからたくさんのことを得て、晴れて先輩になったのだった。
「さっきはごめん、私も初心者だったから気持ちはわかるの。落ち着いて、もう一回やろっか。」
新入生もほっとして笑顔を見せた。
