モナリザの微笑

 数分経って、あいつは話しだした。


「木村君は、人に裏切られたことはありますか?」

 「は?」

 いきなり重い話を振られ、俺は戸惑った。

 「ないと思うけど…いや、あんのかな?のうのうと生きてるから、よく分かんねぇや。はは。」

 あいつは笑わなかった。代わりにすごく悲しそうな顔をした。