クズなわたしに惚れた男

「あ、架純~」


だ~
つぎからつぎへとめんどくさいな
だれだよ!

「あ、悠か」

「え?」


あ、やばい
照れたフリするときだった今は

んーと、悠に近づいて

小声で

「ごめん恥ずかしくて…」

「なにそれかわいすぎ」

「わっ」


人前で抱き締めてきた幼馴染みくん

あーこれはめんどくさい。
まず人前とかありえない

でもここで余裕がなくなる悠を見せるって
すんごく楽しそう♪

「悠…
恥ずかしいよ…」

「架純ちゅーしたい」

「えっ…」


もう幼馴染みくん単純すぎて困るよ

沙耶はもう気づいてるような顔してるし

「(go♪)」

「(ラジャ♪)」


アイコンタクトで会話できる
さすがわたしの唯一の理解者

さーてと、悠くん?
みんなに見せつけよっか?

「悠…」


はい!ここで上目遣い!

「ッ…」

「んっ」


わざと声だしとこうかねここは

野次馬も増えてきてることだし

「…架純…声…」

「だっ…て悠が…んぅ…」

「やべ止まんないかも…」


さてと、落としますよ沙耶さん

「…やめないで……」

「架純…」


あー、その顔ほんとにぞくぞくする。
悠だから好きとかじゃないの

その顔をする男が好きなの。

「でたよ橘
まじあいつきもいわ」

「橘エロすぎる」


あらあら女の子もいたんだ

男のほうもばかだね~

キスしながら、わたしがどんなこと
考えてるのかわかってないね♪

「悠…」

「う~ん架純ちゃんのえろい声は聞いてたいけどこいつとはやめよっか」

「わっ」


悠ときすしてたら、腕を引っ張られて
悠から離された。

は???
なにがおきてんの?

てかだれよ!
邪魔したの!!

「だっれっ…………よ………」

「あれ?ぶりっこしないの?」

「………」


嘘だ。幻覚だ
わたし疲れてるのかな

まさかね…
だっておんなじ学校なわけないよね
制服着てなかったし…

「え、あのひとめっちゃかっこいいんだけど!!」

「やばーい!」

「な、なんだよあいつ!」


みんな大騒ぎ…

そりゃそうだよね、こんないけめん


岡部 翔がいるんだもの……