クズなわたしに惚れた男

岡部 翔はそう言って帰ろうとした

から。ここはあたしが腕を掴んで
止める係

「まって!!」

「うおっ」


ひっぱりすぎが調度いい。

「えっと…どしたの?」


身長差があるから、
あたしの目線にわざわざ合わした岡部 翔

「…」


不意にもドキッとしてしまった。
むだに顔整ってるからこのひと…

「あ、の…」


これは演技じゃない
正直、ほんとに戸惑ってる…
かっこよすぎるんだって!!!

「ん?」


首かしげるとか…

「ほんとやばいんだって!!!!」

「え?」

「あ…」


やってしまったああああああ
橘 架純こんなミス初めてです…

心の声が漏れるなんて…

「えっとー今のはですねーなんといいますか…」


やばいやばい
焦ってまったく演じれてない…

「それが架純ちゃん?」

「え?」

「さっきまでの架純ちゃん嘘くさないなーと思ってたんだよね」

「なっ!」

「なんかニコってするタイミングとか言葉とか?
ドンピシャなところついてくるなーって
それが嘘くさくてさ」

「…」


どうしましょう
全部バレてるんですけど!!!