そう言って教室のドアを指差すクラスメイト。






そこには名前も知らない男子。





どうせコイツもあたしを恋の神様とか思ってんだろうな。





あー、かわいそ。







あたしが。












「涼。早く行ってきなさーい」







「……はいはい」