「お姉ちゃん!見て!キレイなお花。
なんていう名前なのかな??」

「それはね…ガーベラって言うのよ。
ガーベラはね。色によって花言葉が違うの。」

「花言葉…??」

「うーん…なんて言えばいいのかしら…。
お花はね、一つ一つ意味を持っているの。
その意味を言葉で代わりに私たちに伝えてくれ
るのが、花言葉かな。」

「ふーん。……難しいな」

「ふふ。例えばね、ピンクのガーベラの花言葉
は熱愛とか…うーん、恋に効くのが多いわね。
蓮にはまだ早いね。」

「早くないもんっ!!」

「えー?ホントかなぁ?
あとは…赤のガーベラは神秘的な愛っていう意
味ね。」

「うわー!なんかカッコいい!」

「そうだね。ふふ。
そして…蓮が持ってきてくれた、黄色のガーべ
ラの花言葉は……[究極の愛]ね。」

「よくわかんないなぁ…,,」

「ふふ。そうね。蓮がオトナになったらわかる
よ。」